最近見た映画

2016年3月27日 映画
突然ながらオフシーズンということでMTG以外のことに充実した生活を送っている中、見た映画とかをメモ程度に


『時計仕掛けのオレンジ』
キューブリック監督の代表作
暴力的なガキ大将でありながらクラシック音楽を愛する一面を持つ快楽主義の主人公がやりたい放題やってうまくやったり捕まったりする。スタンドバイミーのガキ大将を見習ってどうぞとしか言いようが無いくらいに主人公が好き放題やるんだけど、なんとなくかっこよくて、そのせいで周りの奴らも付いて行く感じがいい。
とにかく視覚的にハイセンスで、基本的に屋内で話が進行するため何も言われなければ数年前の映画だと思ってしまいそう
例の拷問のシーンだとか有名な暴力シーンとか立て続けで退屈しないで見れました
園子温監督のお気に入りということでも有名だけど氏の映画見てる暇あったらこっちを見ましょう

あとこの作品には原作にも登場したオリジナルのスラングがたくさんあって、それも一つの見所になってます。イン・アウト(セックス)やライティライト(正確に正しい)などどれも印象的だけど僕のお気に入りはホラーショー(ホラーショーのような)です。かっこよすぎる。


『シャイニング』
続けてキューブリック監督の作品。
あまりにも有名な、ザ・吹雪のペンションの中に閉じ込められる話
なんていうか、普通に怖かった。あんまり言われてない気がするけどとにかく音楽が怖い、音楽が
幻覚のシーンは例によって色彩的にもハイセンスだしキレイで良かったです


『突撃』
キューブリック監督の白黒映画
戦中に上官の出世欲の犠牲になった兵士を助けるために裁判に出るという話
戦争映画というよりもわりと普遍性のあるエピソードで、主人公もかっこいいし短いながらもかなり話に入ってしまいラストは泣いた


『タクシードライバー』
マーティン・スコセッシ監督の出世作
いわゆる戦後系の映画で、いまいち話の本筋には入って行けなかった
とはいえ渋いサックスをBGMにネオンに包まれる街を流しのタクシー運転手の主人公がさまようシーンの雰囲気は本当に良いし、話の筋よりも街の雰囲気や情緒不安定な主人公とその暮らし方を眺めてるだけで十分に楽しめる名作だと思いました


『グッドフェローズ』
いつものスコセッシ監督の、止め絵に主人公の語りが入って説明、を繰り返してその一生を振り返って行くスタイル
主人公の仲間の、いわゆるイタリア系につまはじきにされたアイルランド系マフィアの連中がみんな物騒で向こう見ずすぎてあんまかっこよくなかった。でもなんだかんだ反社会的ダメ人間が好き放題やってるのを見るのは楽しい
トレインスポッティングの登場人物にどん引きしてしまった自分にはちょっと向いてなかった気もする


『ディパーテッド』
続くスコセッシ監督。覆面捜査官の主人公(レオナルド・ディカプリオ)がマフィアに潜入する一方で警察側にもスパイがいてどうこうって話
正直、ディカプリオとマットデイモンの顔の見分けが付かなかったせいで最初の方わけわかんなくなっててちゃんと楽しめたのか怪しい
筋書きありきの脚本ではあったけど、生まれと育ちの悪さを乗り越えて自分の正義を証明する主人公の人物像がマジでかっこよかったです。ファッキューファッキュファッキューエンドアレストユー!


『ウルフ・オブ・ウォールストリート』
スコセッシ監督の最新作。例によって止め絵と語りを駆使し、悪徳金融会社の社長となったディカプリオが無茶苦茶するだけの一生を振り返っていく
三時間という長尺を感じさせないスピード感はすごいし、ディカプリオの社長演説シーンは録音して何度も聞きたいくらいかっこいい。あとファック言い過ぎ
ついでにトップDJ、Dimitri Vegas & Like MikeのThe Humという曲のサンプリング元になったシーンが冒頭にあってビックリしたりしました


『スカーフェイス』
キューバ移民のアル・パチーノがアメリカで成り上がって好き放題する典型的なピカレスクロマン。
古今東西のマフィアが出てくる映画を始めhiphopなどの音楽やサウスパークまで、ありとあらゆるガラの悪い人たちに引用されてることで有名な映画で、特にヘリコプターのシーンとSay hello to my little friend!は必見。でもこの主人公をかっこいいって感じるのはわかるようでわかんないな…クズの悪人の露骨な人情アピールするシーンって本当に必要なのだろうか...
ちなみにぼくはSay Goodnight to the Bad Guyの、すげーだらしないシーンが一番かっこよくて好きです。


『チャイナタウン』
私立探偵の主人公が体を張って巨悪に立ち向かう、非常に批評家の評価が高いことで有名な古典的作品
いわゆる典型的な私立探偵モノの話で、ハードボイルドとかそういうのが好きな人には当然オススメなんだけど、特に印象的なラストシーンを筆頭に味わい深いシーンが多くて雰囲気で見る人にもおすすめ。
名作も伊達に名作じゃないなあと思わせる映画。


『スタンドバイミー』
あらすじを書くのも今更すぎてはばかられる名作。
死体を探しに出かける少年達の一夏の思い出話なんだけど、子供同士の、一見全然仲良く無さそうなくだらないやりとりが本当にまぶしい。
また、この主人公の友人として出てくるガキ大将が、どこにこんなヤツいるんだよってくらい普通にイイ奴なガキ大将で映画が終わりに近づくにつれて別れるのが悲しくなってくる。そんなに長い映画でもないのが余計に悲しい。そんなまぶしすぎる映画でした。


『アメリカンサイコ』
やり手のサラリーマンでサイコパスの主人公が憂さ晴らしに女を殺すだけの映画。
とは言っても社会風刺的なシーンが多く、サスペンスというよりブラックコメディに近い。また、サイコパスならではの突飛な判断力や、突然饒舌になるシーンを始め急に人間性に目覚めてみたりとサイコパスあるあるみたいな見所も多くて、意外と愉快な映画でした。


『きっと、うまくいく』
不遇の天才とその友人2人がエリート大学で好き放題しつつ成長したりしなかったりする映画
自由な発想を武器に、失敗や不条理に挑戦し続けて行くリベラルな天才キャラがかっこ良く、勇気をもらえる。
卒業試験を前にした病院でのやりとりを始めAll is wellを合い言葉にした3バカの信頼関係や行動力には思わず目頭が熱くなりました。
その反面、毎回やり口が割りと普通に卑劣でサイコパス感がなくもない…
あと、コンプレックスと戦いながら真面目にがんばって成功した(けど性格だけ悪い)がバカにされ続けるのは腑に落ちなかったし、思想的に常に一辺に立っているのでワンピースの敵キャラの意匠に反感を持ってしまうタイプの人は楽しめないかもしれない


『リオ・ブラボー』
タランティーノ監督お気に入りの、西部劇映画の古典的作品
主人公メンバーの、一見仲がいいのか悪いのかわからなくなりそうな憎まれ口を叩き合う日常シーンは本当に和む。
その他、西部劇ならではの銃を軸にしたやりとりが面白いし、適度な頻度の戦闘が毎回たのしい。絶対に外れない良い映画でした。






本当はもっと最近の映画も見たんだけど倍以上になるので続きは気が向いたら...

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